鬼畜の復讐2
第19章 復讐の始まり~宣戦布告~
「お願いよ!拓真!あの人を許してあげて!復讐なんてやめて!」
あゆみの懇願だった。
しかし、拓真は冷たく言い放つ。
「隆一郎は許さん!俺の未来と愛する者を奪ったんだ!」
あゆみは床にひれ伏して、号泣し懇願する。
「お願い…拓真…あの人は心から反省しているの!あなたに謝りたいって…」
「謝る?それは、植物人間の俺にだろう?笑わせるな?あゆみ。5年間って年月は憎しみも愛情に変わるのか?いや…あいつが…あゆみを贅沢の蜜漬けにし、快楽の虜にさせたからか…」
「仕方なかったのよ!あの時…私が主人のモノにならなければ、家族は路頭に迷っていたんだもの!」
「俺は君は怨んではいない。確かに仕方がなかったんだろう。隆一郎を愛した事もな。だからこそだ!だからこそ、俺は奴は許さん。クックックッ…あゆみ…君が隆一郎の妻である以上、君もただではすまんぞ?すでに復讐の幕はあいたのさ!」
「いや!拓真!お願い!復讐なんてやめて!あの人を許してあげてぇ!!わあああっ」
「身も心もすっかりアイツのモノか…大した奴だな、隆一郎。クックックッ…アーッハッハッハッ!いいぞ!そうでなくてはなぁ?」