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鬼畜の復讐2

第24章 凶弾

三宅と麗子がセーフティハウスに戻ろうとした時だった。

パンッパンッパンッ!!
乾いた銃声が響き、次の瞬間、三宅が崩れ落ち、地面に倒れた。
鮮血が地面に広がる。
「え?」
何が起きたのか、理解出来ない麗子。
「丈…?丈…」
「麗ちゃん…」
声のする方を見やる。
「て…テツ…!?ひぃっ!テツどうして…」
麗子のかつてのオトコ、テツだった。
「待っててくれって…待ってるっていったじゃないか!麗ちゃん…」
銃口は麗子に向けられている。
「ひっ、ひぃ!」
ようやく事態を把握した麗子は恐怖のあまり、腰が抜け、失禁してしまう。
「待っててくれって…約束したのに…」
「や…めて…た…すけ…」
「仁成会の三宅じゃ…こうするしかないじゃないか!麗ちゃん…」

パン!
再び乾いた銃声が響き、三宅に寄り添うように倒れた麗子。

「君のせいだ…麗ちゃん…」
テツはこめかみに銃口をあてた。
パンッ!!

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