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鬼畜の復讐2

第29章 拉致監禁

「却下だ…カネは必要じゃない」
「だ、そうだぜ?」
「誰だ!誰がこんな真似を!」

「俺さ…」

部屋のドアが開きボスと呼ばれた人物が入ってくる。

その人物に驚愕する隆一郎とあゆみ。

「に、二階堂!?」
「拓真!?そんな」

二階堂拓真の後から、真由子と黒人がついてくる。

「久しぶりだな、お二人さん?クックックッ」

「二階堂!死んだんじゃなかったのか!」
「全く、お前たちの馬鹿さ加減にはわらっちまうぜ?」
「うふふ。私の芝居が上手かったっていってくれる?あなた」
「俺が死んだかどうか、確認もせず、鵜呑みにして、信じるとはな。クックックッ」
「どうして!どうしてなの!話は終わった筈よ!どうしてなの!拓真」
「どうだ?あゆみ。この十八年。幸せを満喫したか?」
「幸せだったんじゃない?二人の子宝に恵まれて、旦那にも愛されて」
「二階堂!あの件は、俺が謝罪して、慰謝料も払って終わった筈だ!何故こんな真似を!」
「終わってないんだよっ!!お前たちは苦しんでいない!」

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