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鬼畜の復讐2

第14章 再会


「二階堂…俺で出来ることなら、力貸すぜ?何しろ、ボンボンにもご同業がついてるしな…最悪、消せって言えば、消せるぜ?」

「ありがたい。しかし、消すことはしませんよ。それでは面白くない」
「だろうな」
「あいつの権力や名誉といったヨロイをはがしてやります」
「お兄ちゃん…あゆみさんは…」
「あゆみに恨みはない。けど、隆一郎の妻だ、ただじゃすまない」
「まあ、そうだろうな」
「隆一郎があゆみを本当に愛しているなら、尚更さ。あゆみは利用させてもらう」
「ボンボンはこいつを…俺の大事なもんを慰みものにしやがった。野郎の前で、妻を慰みモノにしてやるのも、面白いぞ?」
「それは、三宅さんに任せますよ」
にやりと笑う拓真。
「くっくっくっ。政治家はスキャンダルが命取りだ。自分自身にやましい事はなくても、家族にあれば同じこと。面白くなりそうだぜ…」

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