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狼さんの腕のなか

第1章 雨のなか

雨が降るなかで傘がないあたしは
近道を通って帰宅中だった

「あれー?浅羽ちゃんじゃん」
現れたのは同じ学校の男子生徒で
あたしは後ずさる

ドンッと背中が何かに当たる

「逃げる気?俺ら暇なんだよね
ちょっと付き合お?」

「いやっ・・・」

腕を捕まれて裏通りにある建物の
階段に連れ込まれる

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