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狼さんの腕のなか

第1章 雨のなか

階段にはもう一人男子生徒がいて
二人がかりであたしは階段の上の
ところに押し倒された

「やだ!離して!!」
危険なこの状況から逃れるために
あたしは目一杯抵抗したけど・・・

「静かにしてろよ?余計なとこまで
傷つくぞ?」
ナイフが首筋にあてられ抵抗はやめたけど
余計に震え出す体

「っ・・・ゃだ・・・」
制服のシャツが引き裂かれて
男子生徒の手が伸びてきたとき

ものすごく大きい音をたてて
雷が落ちた

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