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狼さんの腕のなか

第2章 取り引き

・・・助けてやるかぁ

「フッ・・・」
見ず知らずの、一度助けてもらった
だけの人にのこのこ着いてくわけ
ないよ・・・

決断をせずにあたしは眠りに
つくことを選んで目を閉じる

両親は火事のなかであたしを
守って亡くなった、両親は人脈が薄かった
から引き取り手は全然無くて
孤児院に預けられた
高1の中間テストで理事長の娘の
成績トップを抜いていじめを受けてから
もうすぐ一年になる、バイト先は
無くなったし、不幸せにも程がある

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