テキストサイズ

狼さんの腕のなか

第2章 取り引き

裏からまわり表玄関に向かうと
人だかりが凄くて消防車や警察
近所の人が集まっていた
人々の先にあるのは・・・・
激しく燃え上がる炎に包まれている孤児院で
火は容赦なく私たちの帰る場所を壊していく

愛ちゃんの手を引いて人混みを掻き分けて
警察の集まっているとこに向かう
事情聴取などがあるならシスター達は警察の近くにいると思ったからだ

「シスター!!」

「美琴!愛!!」
泣きながら私たちを抱き締め
「よかったよかった」と涙を流すシスター

そこに仕事とはいえ空気を読まない警察が
割り込んでくる

ストーリーメニュー

TOPTOPへ