狼さんの腕のなか
第2章 取り引き
「僕も反対」
小学5年生の昌也はあたしの腕を引いて
みんなのところに引き込む
「でも昌也!」
「じゃあ聞くけどさ、いま美琴姉があんなかに助けに行って無事で帰れる保証ある?」
「それは・・・」
「凛だって助けられるか・・・そんなので美琴姉まで帰らなかったら僕達はどうしたらいい?」
小学5年生とはいえしっかりしていて大人びている昌也はあたしをまっすぐ見つめ行くなと言う
「美琴ねぇ・・・」
みんながあたしに抱きついてくる
「この子が言う通りだよ」
警察の人は危ないからとこどもたちを下がらせる
「助けれられてない子はおじさんたちが
助けてくれる」
消防士の人たちを指差して微笑む
「君は泣いているこどもたちを
励ましてあげなさい」
「・・・はい」
小学5年生の昌也はあたしの腕を引いて
みんなのところに引き込む
「でも昌也!」
「じゃあ聞くけどさ、いま美琴姉があんなかに助けに行って無事で帰れる保証ある?」
「それは・・・」
「凛だって助けられるか・・・そんなので美琴姉まで帰らなかったら僕達はどうしたらいい?」
小学5年生とはいえしっかりしていて大人びている昌也はあたしをまっすぐ見つめ行くなと言う
「美琴ねぇ・・・」
みんながあたしに抱きついてくる
「この子が言う通りだよ」
警察の人は危ないからとこどもたちを下がらせる
「助けれられてない子はおじさんたちが
助けてくれる」
消防士の人たちを指差して微笑む
「君は泣いているこどもたちを
励ましてあげなさい」
「・・・はい」