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狼さんの腕のなか

第2章 取り引き

それからあたしは泣きじゃくる
子達を励ましてひたすら凛が救助されるのを待っていた

ー30分後ー
「道を開けてください!!」
振り替えると孤児院から消防士の人が出てきて誰かがたんかに乗せられた

「凛!!」

「どなたか!一緒に乗ってください!!」

「私がいきます!!」
救急車に急いで乗り込んだ

「こどもたちを安全な所につれていったら
すぐに向かいます」
シスターはこどもたちを集めていた

「凛!凛!」
酸素マスクを付けて苦しそうに
している凛

「本来なら手を握ってあげてほしいのですが・・・」

「っ!!」
涙で滲んでわからなかったが
凛は体のいろんなところを火傷していて
もちろん手なんて握れない




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