狼さんの腕のなか
第2章 取り引き
「昌也・・・もう決まったことなの
あたしが凛やみんなを助けたくて選んだことなの」
「でも・・・美琴姉が行くことないだろ?」
ぼろぼろと涙を流す
「あたしにしか出来ないの」
昌也の涙を拭って見つめる
「あたしがいなくなるってことは
昌也がみんなのお兄ちゃんなの
わかるでしょ?」
「・・・」
頭を縦に動かす昌也
昌也はそんなことわかってる、ただ出ていく前にいままで我慢してたから甘えてしまってるだけ
「絶対に会いに来るから
昌也にみんなをお願いしていい?」
「・・・うん、まかして」
キリッとしたしっかり者のいつもの
昌也になるとニコッと微笑んだ
その日の夜に明後日孤児院を出ていくと
みんなに話した、予想通り物心がついてる
子達は泣き出したり怒ったりとにかくあたしを引き留めたけどなんとか説得して
最後の一日はみんなで力尽きて倒れるまで
遊び続けた
あたしが凛やみんなを助けたくて選んだことなの」
「でも・・・美琴姉が行くことないだろ?」
ぼろぼろと涙を流す
「あたしにしか出来ないの」
昌也の涙を拭って見つめる
「あたしがいなくなるってことは
昌也がみんなのお兄ちゃんなの
わかるでしょ?」
「・・・」
頭を縦に動かす昌也
昌也はそんなことわかってる、ただ出ていく前にいままで我慢してたから甘えてしまってるだけ
「絶対に会いに来るから
昌也にみんなをお願いしていい?」
「・・・うん、まかして」
キリッとしたしっかり者のいつもの
昌也になるとニコッと微笑んだ
その日の夜に明後日孤児院を出ていくと
みんなに話した、予想通り物心がついてる
子達は泣き出したり怒ったりとにかくあたしを引き留めたけどなんとか説得して
最後の一日はみんなで力尽きて倒れるまで
遊び続けた