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狼さんの腕のなか

第1章 雨のなか

「・・・・・・」

何が起きたか理解するのに
時間はかからなかったけど

男子生徒に彼の蹴りが入れられてから
ほんと一瞬のことで
彼の足元には男子生徒3人が倒れてて

「すごい・・・」
その一言を呟くとあたしは
立ち尽くすことしか出来なかった

「はぁっ・・・」
ため息をついて振り返る彼

「!!・・・」

目に飛び込んだ物を見て
あたしは気を失った・・・

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