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えっちなまほーにかけられて

第2章 ♯ゴロゴロ

ピンポーン!


今日は真也の家でお家デートです。


どきどきして楽しみすぎて昨日は
一睡も………ぁ、寝ちゃいました(笑)

あはは…。あは…。


……………。


遅くないかいっ!?

そう思いもう一度インターホンを鳴らす。

ピンポーン!


……………。


ピンポーン!


……………。


ピンポーンピンポーン、ピンピンピンポーンポーンポーンポーンポーンポーン!


……………。



絶対おかしい!


私は諦めを感じ軽く扉を叩いた。

コツ、ギィー………

開いてる…。
不用心だな、全く…。



『…お邪魔しまーす…。』


片付けられた玄関は、真也の性格を表したようだった。
確か、リビングは奥…。



ガチャ、ギィー。


『…真也ー?』


見るとそこには、ベッドの上で掛け布団にくるまって寝ている真也がいた。


『すー。すー。』


『寝てるし……よし。』


私は思い切って鞄の中から携帯を取り出し、カメラモードにセットした。

ピロンっ♪


『やった♪』


真也の寝顔getだっ//
私が喜んでるのも束の間だった。



『……あほ。』


グイッ!!!


『!!?』


ボフッ!


真也に手を引っ張られ、布団の中に引きずり込まれた。


『真也っ!?起きてたのっ!?』



真也は眠そうな目をこすり言った。

『お前なぁ…あんだけチャイム鳴らしといて、起きひん方がおかしいやろ…』


起きたての真也の表情は
妖艶さを漂わせていた。


『……そっか…』


ピロンっ♪
私は聞き覚えのあるメロディーの方を見ると真也がいつの間にか私の携帯を奪っていた。


『あっ…』


真也は満足げな顔で、画面をこちらにむけた。画面には、
削除しました。



『真也の寝顔がー…』


すると真也は私の身体を引き寄せた。

『きゃっ…///』


『…別に、そんなん写真におさめんでも、優の目に焼き付けてくれたら、それでいいやん…』


どきっ…


真っ直ぐな瞳。
その瞳には紅い顔をした私が写っている。
何だか照れくさくなって私は話を逸らす。
『…な、なんで出てくれなかったの?』

すると真也はクスッと笑い言った。

『…お前とこうやってしたかったから。』
『なっ///』


真也はさっきよりもゆっくり顔を
近づけると、私の鼻先にキスをした。

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