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気持ち=表す=コトバ

第19章 さようなら

さようなら
さようなら

また季節は回ってく

あの頃の未熟な僕らを笑うように


さようなら
さようなら

君とはもうお別れだ

季節と共に流れる時を見つめて
泣いた

離れていく君が
まだ笑っているように見えて
憎たらしい


さようなら
さようなら

季節が過ぎて
君はいない

砕け散ったガラスは僕らを映す


さようなら
さようなら

何もない 有りはしない理想と思い出にさようなら

流れる星屑は
頬を伝う


さようなら
さようなら

届かない 聞こえない声も姿もその影も
懐かしい記憶としてさようなら

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