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北斗七星

第3章 放課後





「まじ迷惑」


「すんませんね」




お前が忘れといて呼んであげたってのに…迷惑だぁ?


ふざけんなっつーの!




「大体あんたが仕事をほったらかしに…」



目の前には漢字ばっかりの名簿表があって、あたしの声は無意識に小さくなっていった。


「する…か…ら……」


「これ、やんねぇの?」




紙をどかすと宮橋の顔が近かった。


近い…………


鼻と鼻がくっつきそうで…




「顔、赤い」



宮橋はあたしの顔を垂直に指指した。




「ばっばか!!」




あたしは紙を無理矢理取って自分の席に座った。





「子供っぽー」


「は?」


「若いなって」


「まじ?」




あ、やばい、ニヤつく




「ははっ単純」


「~~~っ……/////」





笑われた……



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