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北斗七星

第3章 放課後





今、宮橋があたしを前から覆い被さってる状態。

口を塞いでいる宮橋の手をあたしが掴む。

ほぼ体は宮橋とくっついてるから、心臓がドキドキしてるの気付かれるかも…



やばい、これはまずい!


…と思ったら



「…もう行ったか」


と宮橋は言って手をあたしの口から離した。



「ぷはぁっ!はぁ…はぁ」


「おま…息してなかったの!?」


「当たり前じゃん!あんたの手が邪魔で…」


「鼻ですりゃいいやん」


「あそっか」


「ぷっ…あははは!」




うわ…恥ずかし////




「はははっウケる!お前おもしろ」


「うっさいな…もういいじゃん!」




そこまで笑うか?


完全に馬鹿にされてる…?



あたしって一体……



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