Eternal Love…
第29章 甘いひととき
唇を離したと同時にぐいっと腕を引っ張られてしまった。
そしてベッドにダイブ。
目の前にはお兄ちゃんの顔のドアップ。
「男の寝込み襲うなんてどこで習ったんだよ?らーらちゃん?」
にやっと悪戯な笑みを浮かべるお兄ちゃん。
てゆーかっ起きてたの!?
「ちょっ…!起きてるならさっさと起きてよバカっ」
恥ずかしい~っ
「ららのキスで起きたの俺はっ。朝から可愛いことしてくれるよね~」
にまにまと笑いながらお兄ちゃんは
ゆっくりと体を起こし体勢をかえて
あたしの上に覆い被さった。
そして2人の唇がゆっくり重なった。
いつの間にか深いキスに変わり
お兄ちゃんの舌が口内に侵入する。
わざとらしくちゅっくちゅっ…と
音をたてながら何度も角度を変える。
お兄ちゃんのキスが上手すぎて
朝からちょっぴりいやらしい気分になってしまう。
「おはよらら。おはよーのキスごちそーさま」
長いキスに酔いしれたあとお兄ちゃんはそう言った。
「もぅ…えっち…っ」
朝からドキドキさせないでよっ
心臓に悪いよっ