Eternal Love…
第30章 ファンタジーランド
「できる限りアトラクション制覇しようねっ」
「おう」
手を繋いでファンタジーランドの
あちこちのアトラクションで遊ぶ。
小さい頃も2人で手を繋いで
ファンタジーランド回ったな。
昔に戻ったようにはしゃぎ遊び回った。
「少し休憩するか」
「そうだね!」
歩き回って疲れた頃、休憩することになり、近くのベンチに腰かける。
「ららちょっと待っててな」
「わかった!」
お兄ちゃんはベンチから立ち上がりどこかへ行ってしまった。
でも5分もたたないうちに戻ってきたお兄ちゃんの手には二種類のアイスクリームが。
「ほら!」
手渡されたのはストロベリーとチョコレートのダブル。
あたしの好きなフレーバー…。
「ららこれ好きだったろ?」
「お兄ちゃん覚えててくれてたの?」
「当たり前。ららの好みいちばん知ってるのは俺…だろ?」
自分のアイスクリームをぺろりとなめて笑うお兄ちゃん。
「うん!ありがとうお兄ちゃん!」
長く一緒にいても小さい頃の記憶なんて忘れてしまう。
それなのに覚えててくれたことが
嬉しくて、
あたしのことよく見ててくれてるって実感できて自然と笑みが零れる。
「ららここ来る度それ食ってるけどそんなにうまいんだ?」
「美味しいよ!食べてみる?」
自分のアイスクリームをお兄ちゃんが食べやすいように口元に持ってくと
「俺はこっちでいいよ」
と言ってあたしの唇をぺろりと舐めた。
「ん。甘い。うまい」
大胆なお兄ちゃんの行動に
顔があかくなる。
「なーに赤くなってんだよ可愛いな~ららちゃんは」
「も~ばかっっ///」
あたしたち、まわりからみたら
相当なバカップルかもっ。