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地元に着くと急いでママの入院してる病院に向かう｡

「中央病院まで」

すぐタクシーに乗り込む｡


病院に着いた頃にはすでに
夕方になっていた｡


病室の番号はあらかじめ司から教えてもらっていたから着いたらすぐに病室に向かった｡


ママの部屋は個室｡


「らら入るぞ?」

「う､うん」


ドキドキと緊張が走り､手にじんわりと汗をかく｡

お兄ちゃんが病室の扉の取っ手に手をかけて開けた｡


あたしはお兄ちゃんの後ろにぴったりとくっついて病室に入った｡