眠れぬ王子と猫な僕
第2章 望まれぬ子
男は僕の体に舌を這わせる。
―――首筋、鎖骨、、、そして胸の方へ近づく。
僕が抵抗できないように、両手を掴まれる。
焦らすように胸の周りだけを舐める。
「ふぅぁ///ぃやだ………あっ」
男はなめ続けながら前にお客さんが置いていった縄で僕の両手を縛る。
そして、空いた手で乳首を摘まんでくる。
「ひゃッ!あ、ぅあ、アンッ…。―ふにゃぁッ///」
いきなり乳首を甘噛みされて、思わず耳と尻尾が出てきてしまった。
漆黒だった瞳は緋色に染まる。潤んだその目は麗しく、頬もほんのり紅くなる。そんな姿で喘ぐ僕をみて、男はひどく興奮しているようだった。
乳首をこねたり、摘まんだりと弄ぶ。
時々、甘噛みされたりもして、僕は感じてしまう。
「あうッ!はあ、はあ…、やぁッ………」