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第2章 関係

中垣は頭に手を置き言った。

「で、実際のところ、どうなんだ?」

「と言いますと?」

「だから、付き合ってんのかってこったよ!」

は?

私と彼が…

付き合う!?

焦りだす私は、中垣に小さな声で聞く。

「それは…
恋人っということですか…」

「そうそう」

私は正直に答えた。

「友達なのでしょうか…
後はお昼ご飯を作る係ですかね」

「妙な答えだな…」

そう言い、頭を下げて息を吐く。でも、次には真剣な表情に変わり言った。

「長谷川には関わんな
彼奴は相当、恨みかってんぞ…
今は噂だけでいいかも知れないけどな、後々厄介な事になるぞ」

確かに、あの人を嫌いな人が多い事も恨まれる事もしている人だ。でも、私は…

「それでも、私は友達で居たいです。そう思ってはダメですか?」

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