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第13章 真実と罠

その瞬間、名取が指を鳴らすとワラワラと現れたガラの悪そうな6人の男子。

名取にその内の一人が側に寄り言った

「ほんじゃ、好きにやっていいんだよな」

「どうぞ」

と名取が男と場所を入れ代わる。野原の顔が明らかに恐怖に染まるのが見え

「の、野原ちゃん!?」

咄嗟に名前を呼び助けに行こうとした

――――が、背後から羽交い締めにされた。

「なっ、は、離しなさい!?」

強く言い暴れてみるが、びくともしない。
反対にヌルッとした生暖かな温もりが首筋を這った

「ひっ、やぁっ……!?」

驚き出た声に、背後から聞こえた声

「感度がいいねぇ、感じちゃった?」

「なに、言ってるんですかっ……
は、離してっ!」

ジタバタと手足を動かし、もう一度、必死に抵抗していると、ふと目の前に男が一人立っていた。

ニタニタと卑猥な視線を感じ、体が引きつるような感覚

男の手が私のジャージに伸びた

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