ただいま恋愛中!
第2章 新しい生活
バスに入ると遅刻したといえども時間が早かったせいかバスのなかはガラガラだった。
『おっ!バスガラガラじゃんかラッキー☆』
と勇気が騒いでる。
『勇気他の人に迷惑だろ』
亮が注意した。
『お兄ちゃんごめんなさ~い』と勇気はわざと甘えた声で誤った。
『わかればよろしい(笑)』
亮はこういう所はノリがいい。
それでも周りの事を考えていつも冷静にかんがえる亮が凄いと真由は尊敬している。
席がガラガラだったので!
後ろの5人席に女子が占領し…まえの2人席3セットを男子が占領した。
このバスに乗って最寄り駅まで20分。
最寄り駅からはN中学とT中学に別れる。
バスの中では学校の話しと今日の放課後の話をしていた。
『なぁ~俺らってやっぱり運命だよな(笑)』
陸が急にいいだした。
『なにキモイこと言ってるんだよ!』
すかさず賢人がつっこむ。
『だってよぉ~俺ら受験したのに受かったところがみんなN中学かT中学だろ?』
陸は頷きながら言ってる。
『たしかに~神様が話さないようにしてくれてるんだよ』
勇気がかわいい事を言う。
『女子3人は離れたら嫌だけど男子とは別にいいかなぁ~(笑)ねぇ~ももとまゆ』
かりんが軽い冗談を言う。
『たしかに~もも達の絆は永久不滅だもん!』
かりんの冗談に乗るもも。
『私も激しく同意(笑)』
私も冗談にのる。
『えぇ~俺達女子達に振られちゃった』
と勇気が泣き真似をする。
勇気に負けじと陸も泣いた真似をした。
バスの中は笑いの渦になった。
『そーいえば。今日の放課後何時にどこで集合にする?』
亮が話を切り出した。
『ウチらT中学はたしか今日はクラス発表HRだけでおわりだよ』
とかりん。
『あっウチもだよ!多分11時にはおわるかな』
もももN中学の予定を伝えた。
『じゃあ12時に駅に集合にする?』
と真由がまとめる。
『賛成!!』
みんなが声をあげて言った。
そうすると前に座った数名がいっせいに私たちを見た。
みんなは声を抑えながら笑った。
そんな話をしているとあっという間に駅に着いた。
20分かかるといえどもハチメンといるとこんな時間があっと言うまに過ぎていく。
私たちは電車の乗り場に向かう事にした。
N中学は3、4番線。
T中学は5、6番線。
に別れてしまう。