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まさか私が…あなたと?

第7章 *始めて*

愛は家に着くとソファに座りしばらく

頭の中を整理していた。

あの人有名人なんだよね?
メガネ買ってもらっちゃったよ?
結構しゃべったよ?

でももう会う事はないか…

夢の時間だったんだよね。でも…あの瞳は
忘れられない…な。

ガチャ。

「ただいま。」

お父さんだ。

「おかえりなさい。今日は早かったんだね。
ご飯作るからちょっと待ってね」

「ご飯はいいよ、帰りに済ませたから。」

「そっか」

あたし一人だったらお茶漬けでいいや…

父がお風呂に入ってる間に

ササっとお茶漬けを流し込む。

自分の部屋に行き、ふ〜っと長いため息をはく。

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