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拘束【糸繰編】

第1章 ここは?

安定している?
一体どういうことだ?

よくわからない。

部屋に私ひとりになった。


ベッドから、立ち上がって、窓から、外を眺めてみた。
向かい側に建物がみえ、手前に運動場のようなものが見える。
左右を見てみると、同じように建物がみえたので、どうやら中庭に面しているみたいだ。

視線を、向かい側の建物に移す。
向かいの建物にはいくつか窓があり、手前にはドアがある。 ドアの脇には、野菜が植えられているようで、赤や青い果実が実っていた。

夏なのかと思った。
太陽は見えないが晴れていて、日が照っている。

暑いためか、外には誰もいなかった。


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