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拘束【糸繰編】

第6章 転室

じっと座り込んでいる老人がいた。
目は映ろでぼそぼそ何かをいっている。
私は直感的に関わらないほうがいいと思いそのまま通りすぎようとしたら、老人が私の裾をつかんだ。

そして、何かを訴えようとしている。
しきりに指を私が歩いてきた方向をさしながら…。

私はあまりのことだったので当惑した。
そうしているとき…。

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