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トライアングル・ラブ

第7章 温もり



私は山ちゃんに笑顔を見せた。


「…なら本当に良かった。」


その声は微かに震えていた。

すると、チャイムの音が響き渡った。


このチャイムは…


「あーあ。生物の授業終わっちゃった。」

沙織が笑いながら言った。


「え?!」


始まりのチャイム鳴ったっけ?!

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