テキストサイズ

トライアングル・ラブ

第11章 夕日



気づけば皆いなくなっていて、私は教室に一人になった。


まだ帰る気にはなれなかった。

窓の外を見ると、段々と空がオレンジ色に染まっていた。


すると、廊下から足音が聞こえた。
その足音は徐々に近づいてきて、私の教室にやってきた。


「あ、いたいた姫奈ちゃん!」


眼鏡をかけた女の人が現れた。
上履きのラインが赤色だから、先輩だ。


なんで私の名前知ってるんだろう?


ストーリーメニュー

TOPTOPへ