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トライアングル・ラブ

第11章 夕日



キョトンとしていると、先輩が近づいてきた。


「姫奈ちゃん、今年もでてくれる?ミスコンに!」

「ミス…コン。」


去年友達が内緒で私を推薦していたアレか。

あ、そういえばこの先輩、司会やってたかも。


「姫奈ちゃんにぜひ出てもらいたいって声が殺到してるの!お願い、出てもらえないかな?」

「私なんか…無理ですよ…。」


今のこの気分じゃとても出る気になれない。

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