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トライアングル・ラブ

第3章 突然の優しさ



「ゆ、裕也、ワーク見せて?」

私は心臓がドキドキし始めた。

「は?やだよ。」

裕也は私を見ずに吐き捨てた。

「ワーク持ってきてないんだもん…。」

「知るか。」

また私を見ない。

そこまでされるとさすがの私もヘコむ。


私は何も言わず、まぁ、何も言えず、裕也から視線を反らした。


あ…
泣きそう。

私は唇を噛んだ。

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