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トライアングル・ラブ

第3章 突然の優しさ



「別に。」


裕也はまた問題を解き始めた。


そんな裕也を、私はただ黙って見つめるしかなかった。


近づいた距離を離された悲しさと切なさで、私の心は土砂降りの雨だった。




「…じゃ、今日はこのくらいにしとくか!」

先生が笑顔で私たちに言った。


あ、もう授業終わりなんだ。
ボーってしすぎてたかな?

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