テキストサイズ

トライアングル・ラブ

第3章 突然の優しさ



私は唾も飲み込めないほど固まってしまった。

近くで見る裕也があまりにもかっこよかったから。


「…何。」


裕也は自分の椅子を静かに引いて、冷たく言った。

その瞬間、私たちの距離はいつもどうりの距離に戻ってしまった。


ちょっと嫌そうな裕也の顔。
私と顔が近づいたのがそんなに嫌なのだろうか。


「あ、ワーク、見せてくれて…ありがとう。」


私は泣きそうな声でも頑張って言った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ