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トライアングル・ラブ

第16章 言葉の裏返し



気づくと、私は足を伸ばすとギリギリ付くラインだった。


うわ、ヤバイ。
これ以上行ったら足付かない。


水の波が顎までやってきた。


「沙織…私、足つかにゃ…。」


もがきながら言ってるためうまく言えない。


「なに暴れてんの?」


後ろから声がした。
頑張って振り返ると、山ちゃんが余裕の表情で立っていた。

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