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トライアングル・ラブ

第16章 言葉の裏返し



「あ、姫奈。」


裕也は何事もなかったかのように私の隣に来た。


「山Pたちは?」

「あ、あっち…。」


なんでそんな平然なのよ。
今逆ナン真っ最中だったじゃん!


「彼女いんじゃん。行こ行こ~。」


綺麗系女子は私を睨み、去っていった。


“彼女”。
その言葉に胸が高鳴る。

裕也の彼女になれたらどれだけ幸せだろう。

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