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トライアングル・ラブ

第17章 初めての嘘



山ちゃんがカッターの刃を段ボールに付け、下に引いていく。


「私もカッターで切ってみたーい!」

「お前じゃ手切るからダメ。」

山ちゃんが段ボールを切りながら言った。


「ケチ!」


私膝を付いていたが、ペタンと床に座った。


私の後ろでは相変わらず裕也と真理が会話をしている。

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