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トライアングル・ラブ

第17章 初めての嘘



「姫奈、どうせ座るならもう少し足開いて座れよ。」


山ちゃんが下のほうで上目遣いで言ってきた。


「なんで?」


「男のロマンがもう少しで見えそうなんだよ。そのギリギリ見えそうで見えない感じもそそられるけどな。」


私は側にあった段ボールのカケラを山ちゃんに投げつけた。


「変態!」

「男の本能だ。なんとでも言え。」


山ちゃんのド変態!

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