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トライアングル・ラブ

第19章 気持ちをこめて



久しぶりだから弾けるか心配だったけど、身体はちゃんと覚えているものだ。


私が裕也に届ける曲は“Days”。

片思いソング。


…裕也、こんな私だけど、裕也を好きでいても良いですか?


弾き終わると、しばらく静寂だったが、拍手と歓声に包まれた。


私は笑顔で何回もお辞儀をし、全力で手を振った。

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