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トライアングル・ラブ

第19章 気持ちをこめて



そしてピアノの後ろを回り、ピアノの椅子に深く腰をかけた。


「…ふぅ。」


私は一回大きく息を吐き、両手を挙げ、ピアノを弾いた。


ガヤガヤしていた体育館は、段々と静かになっていった。


…裕也、聞いてる?
私の素直な気持ちを伝えるからね。


私の得意技はピアノ。
今は止めちゃったけど、小さいときに習っていた。

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