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「ざけんな！俺のだよ。」


ドヤ顔をしてスプーンをかき氷の中に入れ、かき氷をすくう山ちゃん。


山ちゃんには好きな子がいる。

なら、私は側にいていいの？
山ちゃんの恋の邪魔になってないの？


「なんだ？姫奈はかき氷食えないのがそんなに悲しいのか？」

「へ？」


気づくと目の前に緑色のかき氷が。


「しゃーねーなぁ。ほら。」


山ちゃんがかき氷をスプーンですくい、私に食べさせようとした。