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トライアングル・ラブ

第21章 混ざり合う気持ち



「あーん。」


私はつい口を開け、山ちゃんからのかき氷を食べた。


「あ、美味しい!冷たい!」


やっぱり夏はかき氷だ!


「そーやって姫奈には甘いんだから。」


沙織はニヤニヤしながら、腰に手をあてながら山ちゃんに向かって言った。


「うるせーよ!なんならお前にも“あーん”ってしてやろうか?」

「私は姫奈みたいに可愛くて天然じゃないんで。」


沙織は山ちゃんからスプーンとかき氷を奪い、食べ始めた。

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