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トライアングル・ラブ

第21章 混ざり合う気持ち



「うそ!?」


私は口を閉じ、舌を歯に擦り、色を落とそうとした。


「その内取れるから大丈夫だよ~。ごちそうさま!」


沙織はカップを口につけ、メロンジュースになったかき氷を飲み干した。


「お、俺のかき氷。」


山ちゃんが空っぽになったかき氷のカップを手に取り、泣き真似をした。


「ざまーみろ~。」


私は山ちゃんの背中を叩きながら言った。

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