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トライアングル・ラブ

第21章 混ざり合う気持ち



でも…でも、心の中では、裕也は真理の気持ちに答えないと思ってた。


なのに…!


私はたくさんの人を掻き分け、いつのまにか体育館倉庫に来ていた。


鼻をすすり、壁に寄り掛かり、ズルズルと床に落ちた。


裕也が真理と一緒にいたのは紛れも無い事実。

山ちゃんに好きな子がいることも事実。


もう…何も考えたくない。


私は膝を曲げ、顔を埋めてひたすら泣いた。

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