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トライアングル・ラブ

第22章 すれ違い



山ちゃんの優しさが、私じゃない子に向けられるって考えると、淋しくて切なくて…。

いつも助けられていたから。
それを失うのが怖いの。

私、わがままだね。


私はケータイをポケットにしまい、体育館倉庫をあとにした。


空は変わらず真っ青な色をしていた。
来場者は減っていて、皆帰宅するために校門に向かっていた。


今日、喫茶店サボりすぎちゃった…。
明日は頑張ろう。


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