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トライアングル・ラブ

第22章 すれ違い



「だから!あーもうっ!」


沙織がイライラしながら自分の髪をグシャグシャっとした。


「付き合ってないから!」

「…どうゆうこと?」


私は意味が分からず、沙織に近寄った。


「本当は、私が言うべきじゃないけど…。姫奈が走っていったあと、私もムカついて、裕也の入ってった喫茶店に乗り込んだの。」


お客さんが座っていない席に、沙織が話しながら座った。

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