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トライアングル・ラブ

第23章 解けた誤解とぬいぐるみ



しかし、右腕を捕まれ、グイッと勢いよく引っ張られた。

裕也は、私の掴んだ右腕を離さない。


「…嫌われたのかと思った。」


裕也が小さな声で言った。


嫌われたかと思った?
誰に?


「はぁ…。お前はホント、俺の気持ちを揺さぶるのが上手い。」

「…よくわかんないんだけど?」


裕也は鼻で小さく笑った。
そんな裕也の笑顔が私を幸せにするんだよ。

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