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トライアングル・ラブ

第23章 解けた誤解とぬいぐるみ



裕也は私の胸元のリボンに顔を近づけ、ウサギを付けようとしている。

裕也の髪が微かに顎にあたってくすぐったい。


いつも私より大きい裕也がかかんでいるため私より小さい。

そんな裕也も愛おしい。


「ん。できた。」


裕也が私の胸元から一歩下がって言った。


胸元を見ると、リボンの真ん中にウサギがぶら下がっていた。


「可愛いー…。」


裕也が私に初めてくれたものが胸元に。

嬉しいなぁ…。

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