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トライアングル・ラブ

第24章 友達と彼女



「皆…ありがとう!私、最後まで頑張るから!」


私は精一杯の大声で皆に叫んだ。


そんな私に、優しいクラスメートは寛大な拍手をくれた。


「姫奈、私は2位おめでとうなんか言わないよ。」


1日目の文化祭の片付けをしていると、沙織が隣に来て言った。


「姫奈に2位なんか似合わない。1位になったら、おめでとうって言うから。とりあえず、お疲れ様!」

「沙織…。」


沙織はニコッと笑った。

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