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トライアングル・ラブ

第4章 先輩



「馬鹿!そんな素性も知らない人に名前言うなんて何考えてんの!」

沙織は頭をペシンと叩いた。
皆、私の頭叩きすぎじゃない?
これ以上馬鹿になりたくないんだけど?


「別に同じ高校だし平気だよ~。」


龍先輩ニコニコしてたし。


「姫奈ってホント危機感ないよね。自分の可愛さを知らない子って怖い。」

沙織は呆れた口調で言った。

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