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トライアングル・ラブ

第25章 押された背中



チラッと裕也を見てみるが、無表情。


…だよね。
私と“お似合い”とか言われても嬉しくないよね。

私は小さくため息をついた。


「…姫奈。」


私は名前を呼ばれ、顔を上げた。


「…真理…。」


そこには、ウサギの格好をした真理の姿が。


「ちょっと良い?」


その言葉を言われ、私は裕也を見た。
裕也は静かにチラシ配りを続行していた。

私がいなくても大丈夫そう。

私は真理の話を聞くことにした。

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