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トライアングル・ラブ

第26章 距離



人混みのせいで、私からは裕也しか見えていなかったので、突然の山ちゃんの登場にビックリ。


「山P…心臓に悪いんだけど。」


裕也が山ちゃんを睨む。


「どんだけだし~。お、うまそうなもん持ってんじゃん。ちょうど喉乾いてたんだよね。」


山ちゃんは裕也が持っていたタピオカストロベリーに気づき、それを取ろうと腕を伸ばした。


「やんねーし。」


しかし、裕也は山ちゃんの伸びてきた腕からタピオカストロベリーを遠ざけた。

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